花仲間ガーデン

花仲間ガーデンとは

緑の王国内に作庭された「花仲間ガーデン」は、英国の名園べス・チャトーの庭(Beth Chatto Gardens)を手本に、深谷オープンガーデン花仲間の有志によってコツコツと作り上げられた手作りの庭です。

植物が多彩でありながら自然な雰囲気にも配慮し、起伏のある地形や櫛引の自然環境への調和をテーマとしています。池の周囲にはラクウショウやメタセコイア、楠の大木、池の西側へとモクレン、コブシ、オガタマ、ツツジ科植物のコレクションなどが続いています。

「花仲間ガーデン」ではベス・チャトーに習い、植栽の傾向を以下の4つの地域に大別してあります。

  • 林の庭“Wood land garden”
    林床の日陰を好む植物群
  • 池の庭“Water garden”
    湿地とその周囲の湿った土地を好む植物群
  • 芝生と日向の庭“Lawn and Sunny garden”
    芝生とその周囲の日向を好む植物群
  • スクリーベッド“Scree bed”
    砂利混じりの乾燥地を好む背丈の低い植物群

スクリーベッド

特に芝生と日向の庭は、訪れるすべての方に開かれたスペースでありながら程よく植栽に囲まれており、寛ぎや安心感、居心地の良さを感じて頂ける空間として展開されています。それは王国園路(ハナミズキ通り)と芝生とを隔てる位置に配された低い石積みに、植栽ベッド(スクリーベッド)を設けることで実現されています。この石積みは王国の雰囲気を壊さずに調和を図れるよう、王国内各所で各所で使われているものと同質の地元産の石(埼玉県小川町産の玄晶石)を使用しています。そこにはアルパインプランツ(高山植物)や、乾きを好む小さく愛らしい植物が植えられており、身近で楽しめるよう設計されています。今後、植物の成長と共に変化を続け、一層美しい姿を私たちに見せてくれることでしょう。

緑の王国「花仲間ガーデン」の“花仲間”は“深谷オープンガーデン花仲間”のことであると同時に、花が好きな方全員が“花仲間”であることも意味します。どうぞ“花仲間”の皆様、「花仲間ガーデン」をお楽しみ下さい。

季節の作業日誌

2013年~2016年までの「季節の作業日誌」はこちら→花仲間(旧サイト)にあります。